弟は柔道をやっていた。
中学の時は県内で敵無し…。
九州大会に出ても上位入賞が当たり前…。
そんな彼がスカウトされるのも時間の問題だった…。
結局、弟は講道学舎に行き「世田谷学園」に通った。
講道学舎とは柔道の私塾で、古賀稔彦、吉田秀彦、瀧本誠など、
一流の柔道家を輩出してて、高校の全日本大会では
いつも上位に世田谷学園があったような場所だ。
しかし、県内で無敵だった弟は、高校で学舎に入り練習するも、
中学生にポンポン転がされてたらしい…。
自信も砕け散ったが、彼は真剣に練習に取り組んだ…。
そして高校2年の時、レギュラーにも入る様になったが、
彼にとって衝撃的な相手が後輩に現れた…。
それがオリンピックで金メダルを取った瀧本君…。
弟に言わせれば、10聞けば100を知る感じだったとか…。
それに対して弟は10聞いて1を知り、努力で何度も繰り返して、
10に近づいていくが時間がかかる…。
弟にとって、天才とはこういう人を言うのだと痛感し、
柔道では頂点に立てないと柔道熱が冷めていったらしい…。
そして柔道から足を洗って別の道を選ぶ決断をした…。
そんな弟は老人ホームの施設長として走り回っている…。
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